時かけ見た。

時をかける少女見に行った。面白かった。以下雑感。


・物語や日常描写のうまみつーか内臓にしみる感じの面白さと、アニメーションとかギャグ・サスペンス部分の冴えた演出によるウキウキドキドキする面白さの両方が味わえる作品。そらもう存分にムーブされてきたです。


・ワンアイデアを遊びつくす話。でもそういうのはどうしても話が小作りになるよな。だからちょっと物足りない感が残った。非凡な出来ではあるけど至極まっとうだし。夏休みの暑いさなかに家族でぞろぞろ見に行く映画というよりはBS夏休みアニメ特選とかで見かけてなんでこれがマイナーなんだよ面白いのに!と憤慨するての作品に思える。良作とか秀作とか言われちゃうタイプの。


・典型的な主人公がバカだから進む話。でも彼女はモラトリアムのアレゴリーなわけだからあんな子いねーよ的な文句のつけ方は間違いか。青春の一側面としては身に覚えがあるし、そういう意味ではリアリティのある存在。


・ネタ駆動+バカ駆動ってそれなんてドラえもん


・功介くんの顔を見て「ああ、ホモネタの映画なのか」と思った。おかげで序・中盤は無駄に緊張感を持って見られた。見当はずれだったけどな。帰り道にツレにそのことを話すと「そんな腐女子向けの展開はいらねーよバカ!」と言われる。ええ?少女マンガだと普通の展開じゃんよう。


・三角関係は男の子と女の子と死亡枠で出来ているのだ。そういう意味では基本に忠実デスね。


・女の子は脚、男の子は鎖骨周り。


・運動の停止が即座に死を意味するとはロックな話だこと。例外はあるけどもさ。この作品において待つということの意味はなんなんだろう。おいおい考えるべ。


・背景美術と音楽がそりゃあ素晴らしかった。


はしごしてブレイブストーリーにも行きましたがはずれでした。無念。