オーフェンネタを探してて発見。

アルスラーン〉以外にも90年代の通俗的幻想小説で〈デル戦〉より面白いの俺いくらでも挙げられるよ。〈大久保町〉とか〈ブラ〜〉とか〈オーフェン〉とか〈ブギーポップ〉とか〈十二国記〉とか〈ねこのめ〉とか〈蓬莱学園〉とか〈京極堂〉とか〈星界〉とか。このそれぞれに対してなんらかの本質的な優位性がある、の? それがないなら各個撃破で今挙げた作品のどれにも勝てるって事になるのだけれど、そうなん?

何年も前の文章に文句つけるのもアレだからリンクはしないです。いや別に文句つけるつもりじゃないけど。面白いかどうかとかは議論にならないし。
そんで。
むしろ何も無いところがデルフィニア戦記らしいよなあと思う。俺はデル戦と銀英伝をほぼ同時期に読んだんだけど、感心する所は圧倒的に銀英伝なのにどっちが面白いかって言うとトントンくらいに感じて。そういうわけでデル戦は面白けりゃなんだっていいんだということを教えてくれたオレ史上において重要な作品です。
ちなみにオレ分類ではベルガリアードとかも同じ箱に。
あと、デル戦をどんな風に持ち上げてたかを俺はわからんのでなんともいえないけど、褒めどこのある面白さより褒めどこのない面白さのほうをえこひいきしてやりたくなる、という状況はあり得そう。判官びいきというかね。


それからスカーレット・ウィザードの面白さが分からない場合は木原敏江の『とりかえばや異聞』を読んでみるといいんじゃないか。いや、そういう話でもないのか?

とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)

とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)