好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期に投票

【13下期ラノベ投票/9784101240589】
表題作は雑誌掲載時には「うおー!十二国記の世界に帰ってきたぞー!」って思ったものです。4篇ともに辛い時代を生きる人々をいろんな視点から書いた作品で、十二国記らしいですね。


【13下期ラノベ投票/9784047290112】
不眠気味の高校生ヨリマサと同じクラスの夜間部に通う吸血鬼の冴原彩萌の、すれ違いながら接近する時間、日常に潜む謎、熱ぼったく濃密な真夏の夜の恋を描く。読み終わってみると『ある日、爆弾がおちてきて』に近いものを感じました。


この世界がゲームだと俺だけが知っている 2

この世界がゲームだと俺だけが知っている 2

【13下期ラノベ投票/9784047290419】
バグと裏技に精通した主人公は、ゲーム世界においては異邦人にしてマタギと言えますね。2巻収録のNPC女子視点の中編が絶品すぎてとても言葉に表しきれない。


僕は友達が少ない 9 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 9 (MF文庫J)

【13下期ラノベ投票/9784840151290】
ぱっと見テンプレなキャラクターにリアル寄りの人間理解を適用するバランスが独特というか、ひたすら馬脚をあらわし続け、その度に他にない魅力を獲得してきた夜空がただただ愛しいっす。
 

【13下期ラノベ投票/9784047290952】
石川博品の「地下迷宮の帰宅部」を収録。地獄への道は真摯さで舗装されているとでも言うか。大傑作でした。


巡ル結魂者1 (講談社ラノベ文庫)

巡ル結魂者1 (講談社ラノベ文庫)

【13下期ラノベ投票/9784063753219】
自然体にイケメンな優等生が親戚のおばちゃん的メンタルの美人なおねえさんに取り憑かれた上に異世界に引きずりこまれ、女子高でキャッキャウフフしつつ魔法合戦する話。主人公のスマートさとサバけた女子と工夫ある魔法描写が楽しい。


【13下期ラノベ投票/9784864721820】
動乱の時代を描いてきたシリーズも大詰めですが、いろいろ差し置いて主人公の片割れマヨールと婚約者イシリーンのエリートカップルが将来のこと、仕事のこと、家族ことを話し合いながらイチャつくのがすごい悶えます。近年の主人公キャラの中では一番好きです、マヨール。


【13下期ラノベ投票/9784047291768】
悪党とキチガイが徒党を組んでダンジョンに突撃したらボスが3体同時に出現して地獄、という話。ひたすら戦っているのでたいへん楽しかったです。


【13下期ラノベ投票/9784086307673】
なんつーか、物語という以上に異世界召喚の大魔術という感じ。作者は後宮を描いてみたいとは思ってたらしいのですが、そこに野球をくっつけたのはやっぱダジャレが出発点なのではないでしょうか。けれど石川博品には、ヨタを紙風船みたいに弄びながら膨らませ、それがいつしか確かな存在感をもつ異世界を形作っていく魔法的な手際があり、読んでると永遠を閉じ込めたような一瞬とそれをも押し流していく時間の流れを目の前に出現させられて泣きます。


ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク (キョート殺伐都市 # 4)

ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク (キョート殺伐都市 # 4)

【13下期ラノベ投票/9784047292611】
すげえ面白い邪悪ニンジャがバンバン出てきてバンバン死ぬ!もうほんと死ぬほど面白いですねニンジャスレイヤー。