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カラクリオデット 第1巻 (花とゆめCOMICS)

ペンネームが坂本ジュリエッタ由来ってそれはちょっとどうなんだ、というはなゆめ期待の新人鈴木ジュリエッタの初単行本。存在は知ってたけど雑誌の方は見てなかったので読むのはこれがはじめて。
内容は「学校にやってきたアンドロイドの女の子が回りの人たちと関わることで、みんなちょっとづつ変わっていく」という、まあ割りとありがちなものなんだけど、これがなかなか面白い。心理描写が丁寧で、キャラクターが魅力的で、とぼけたギャグセンスがあれば人気が出るには十分でしょう。わりかし簡素な絵も僕は好きです。

けれど、作者が名前をジュリにしちゃうくらいエアマスターとかその辺のマンガが好きな人なのであれば、もしかしたらさらに一ひねりしたマンガに成長するかもしれません。もちろんいきなりアマレス編になるかもなんて期待をしてるわけじゃないですけど、でもこの作者が上手いこと成長したら・・・ひょっとするとひょっとするかも？

（追記)
そうそう、第一話のオチは笑いました。いや笑うとこじゃないんだけどさ。むしろ非常に上手いオチなんだけどさ。でもだからってアンドロイドネタでアラレちゃんオチなら笑うじゃんよ！その後のシーン見るとほぼ確定だし。あのオチがやりたいがためにこの話作ったんならやはり大物の素質があると思います。