構造と男の子

僕はマッサージが好きなんですよ。されるのがじゃなくてするのが。肩・首・背中・腕の付け根の筋肉をほぐしたあと両腕を引き上げて捕まったグリズリーみたいにしたりしてね。そのほか、背骨をまっすぐにしたり足の裏をふんずけたり。家族・友人の反応を見るにな腕前もかなかのもんだと自負しとります。
さて一方で僕の父なんですが、日曜大工が最近の趣味のひとつです。棚を組んだり家の壁に穴あけてなんか取り付けたりとかしているのですね、ここのところ。


ほいで思ったのですが。


僕らの趣味は根は同じですね。二人とも構造が好きなんです。僕は骨と筋と筋肉によって構築された組織が、親父は木材を自分で組み上げることが。
これはつまり男の子ごころであります。男の子がメカ大好きなのはこの構造に対する喜びがあればこそ。そういや僕もゾイドが好きだ。構造が構築されて、しかもそれが連動して動く。これは楽しい。
また一般に男性のほうが女性よりも理屈っぽいといわれることから考えるに、形而上の事象からも僕らは構造の喜びを見出すことが出来るようです。