武井先生は何と戦っておられるのか

どうしても消えない疑念があるのです。
マンキンで武井先生は主人公がゆるいとか敵が強すぎて相手にならないとかライバルキャラが必ずしも強くないとか死んでパワーアップできるんだから死のう!とかジャンプマンガのセオリーをおちょくるようなことばっかりした挙句、ついに打ち切られてしまいましたよね。この辺は武井先生もいろいろ思うところがあってやってたとは思うんだけど、ともかくアンケ至上主義と容赦ない打ち切りと言うジャンプシステムには勝てなかったわけです。
で、問題はユンボル。内容は恐ろしく密度が高いし凄くおもしろいんだけど、小中学生に向いてるとは思いがたいし、少々詰め込みすぎで入りどころを失うと一気においてかれるタイプの作品に思える。というか掲載順の急落を見る限りおいてってるんでしょう。この調子でいくとユンボルは10週打ち切りになってしまうかもしれません。
けれどもしそれこそが武井の目論見であるとしたら?武井がかつて敗北したジャンプシステムに喧嘩を売っているとしたら?つまりおっそろしく面白い10週打ち切り、あまりにもパーフェクトな突き抜けを目指してるって事はないのかしら。
もっと読みたいので杞憂になると良いですけど、もし仮にそうであれば第5話の今週が折り返し地点。ニッパーも活躍してますます目が離せなくなるユンボルなのでした。