ハヤテだと咲夜、ネギまだと祐奈が好きだと言う話。


星矢→DB→幽白→マンキンあたりの流れにあるジャンプ型バトルマンガは、主人公と、主人公を盛り立てるさまざまの役割(ライバルとか引き立て役とか)を持った脇役、それににぎやかしのヒロインで構成されてますよね。これが男女比が逆転したハーレムものみたいな作品*1でも、正ヒロインを盛り立てるためにバトルマンガと同じような脇役の配置がなされることが、ままあるように思うのです。
そうした観点から作品を見てみると、咲夜や祐奈の作中におけるポジションは、るろ剣の左之介とかマンキンのホロホロのポジションに似ていて、また似たポジションから発生したキャラクター類型が同一のものになっていると思えるのですよ。


ホロホロポジションは、以前ここにもちょっと書いたけど、根本的に噛ませ犬であり酷い目にあってこそ意味がある立場なのですが、なまじ主人公パーティーに入ってるものだからキャラの強さや深みは次第に増していき、けれどその本来的な立ち位置のせいで引き立て役に甘んじ続けなければならぬ、と言うジレンマを持っています。この辺をメタよりの視線で見てみると、作品の質を向上させるためにあえて自分を殺し不遇をかこっている、たいへんけなげなキャラクターが浮かび上がってきて僕なんかは萌え萌えなのであります。
そしてこれと同じ匂いを、最近の咲夜のスーパーサブとしての有能さやワタルに飛び級枠を譲ってやったと言うエピソード、祐奈のクラス内イベントへの貢献度の高さや上げたらすぐ落とされるコメディリリーフっぷり、そしてそれに比しての作中での不遇さにも感じるのでした。


オチとかはないですよ。
あと関係ないけど咲夜の私服のセンスが好きです。非常に。

*1:女の子バトルマンガは別だぜ。美女で野獣とか大運動会とか。だってそのまんまだし