ちなみに本来的に引き立て役という立場と、連載長期化によるキャラ格の上昇という矛盾する要素を愚直に突き詰めると、“劇的に酷いこと”になります。
バトルアスリーテス大運動会の柳田一乃もかなりやばかったですけど、極めつけは3×3EYESのハズラット・ハーンですね。ハーン君はヒロインを守って一度死亡し、再登場した時はなんか物体Xのスパイダーヘッドみたいな姿になって培養槽に入ってました。んでその間を埋めるのがハーン君のクローンのリバースハーン君なんですが、ハーン君がアタック中だった綾小路さんの本命は主人公の八雲であり、リバースハーン君は替わりの替わりに過ぎないという立場のなさっぷりがまた泣けます。MPがハーン君より少ないので戦闘でも役に立たないし。


それから作品と主人公に奉仕するけなげさが突き詰められてるのがヘルシングのベルナドット隊長だと思うんですけど、どんなもんでしょうか。ちょっとちがうでしょうか。それから美女で野獣のアイリーンも。ゆきすぎた引き立て役は愛に似てくるのでした。